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【復興支援】海の子サポーター募集 宮城の牡蠣漁師の皆さんが現在、一口1万円の『海の子サポーター』を募集しています。サポーターになっていただいた皆さまには、一口につき年に2回、季節の『松島湾 旬の恵みセット』をお届けします。

「東北まぐ」は、メールマガジンの配信でおなじみ「まぐまぐ」さんが毎月11日に配信されているメールマガジンです。ご好意により転載させて頂いています。

2014/03/11 ※まぐまぐのサイトで読む
東北まぐ
かさ上げ工事が急ピッチで進む鹿折地区に立ち、西の空を眺める(宮城県気仙沼市)
はじめに
 震災から1000日を経た東北沿岸。東北まぐは31号目を発行致します。これまでインタビューした方々は100人以上。100人には100通りの震災体験があり、100本の道のりがありました。
 この時代に生きる日本人として、決して目を背ける事が出来ない「震災」と「東北」。
 一人でも多くの方たちに、東北からの声が届く事を願って、そして皆さんが東北へ足をはこぶきっかけとなる事を願って、東北まぐ31号をお届け致します。
(岸田浩和)
 
東北の声
釜石市出身 菊池彩加さん
東北福祉大学3年の菊池彩加さん
 
 岩手県釜石市出身で、東北福祉大学3年の菊池彩加さん。大学入学を控えた高校3年生の春休みに被災し、実家を津波に流されてしまいました。「この三年間、被災地では多くの人が一度失いかけた気力を取り戻しながら、懸命に努力して来ました」と話す菊地さんは、「国内外からのたくさんの支援のおかげで、私たちはここまで歩んで来る事が出来た」と話してくれました。去る2月16日に行われた京都マラソンの関連行事に参加し、東北の学生代表として祈りの言葉を述べた菊地さんは、「現在は、不便を感じずに暮らすことが出来るようになり、”なにげない日常を送る事の幸せ”を噛みしめている」と復興を実感する一方「東北に住んでいても当時の記憶が薄れ、震災の風化を感じることがある」という現状に触れ「これこそが、本当に恐ろしい事だと思う」と話します。

 震災を振り返り「大切な人や住み慣れた家を一瞬にして失った恐怖は、体験した者にしかわからないのではないか」と感じている菊地さんは、「この時の思いを、一人でも多くの人たちに伝え、日々の幸せや命の尊さを共有して行きたい」と考えています。菊地さんは最後に、今回の震災で亡くなられた方への祈りを込め、「将来に渡って、震災の犠牲者を一人でも減らす事が出来るよう、自分の体験を多くの人のために活かす事が出来れば嬉しい」と願っています。(岸田浩和)
 
行ってきました東北
シェアオフィス&スペースco-ba kesennuma
開設プロジェクト(前編)
行ってきました東北
co-ba kesennumaの発起人の杉浦さん(左から2人目)
内装工事を手伝う3人は、旅行で気仙沼にやってきた旅人たちだ
 
 気仙沼の港から徒歩数分にある、津波で浸水した古い飲食店あとの建物に、建材や木材が運び込まれ、大工道具や工具を持った数名の若者が忙しそうに動き回っています。
 
 ここ気仙沼の南町にある古い商店街の一角で、コワーキングスペース/シェアオフィスを開設する計画が進んでいます。

 震災後は東北沿岸部の町の中でも特に、NGOや支援団体の活動が盛んとなり、被災地と県外を繋ぐ重要な拠点となった気仙沼。2年前からここ気仙沼で支援団体の活動を続けている杉浦恵一さん(27)もそうした一人でした。現在、杉浦さんが中心となり、この商店街の古びた飲食店あとでの工事が進んでいます。

 杉浦さんは、自身の支援活動や地元の人たちとの交流を通じ、震災復興の取り組み自体が「復旧」から「自立」に状況が変わりつつある事を感じていました。雇用を生む事業の必要性を感じ、自身も社団法人を立ち上げる一方、町全体の取り組みとして「起業」の必要性を感じていました。創業準備や起業直後の人たちが、スタートアップ時期に安い費用で入居出来るコワーキングスペースの存在を知り、東京を訪問。「気仙沼にこんなスペースがあれば良いのに」と感じた杉浦さんは、すぐさま訪問したコワーキングスペースのオーナーに相談し、気仙沼での開設をスタートします。

 「スタートアップ時期の人たちがお互いに、ヒト、モノ、コトをシェアしながら、事業を育てていく雰囲気の場所を作りたかった」という杉浦さんは、「県外からの人との交流が盛んで、地元の人たちの意識も高い気仙沼なら、場所と環境さえ揃えば、上手く行くんじゃないかと思った」と話します。クラウドファンディングや助成金の助けを借り、工事費を節約するために主にDIYで内装工事を進め春からの開設を目指しています。

 最初はあても無く、自分一人で内装を行う予定でしたが、たまたま東北旅行中だった一級建築士や土木経験者と出会って彼らが手伝ってくれる事となり、現在も急ピッチで工事が進んでいます。

 自身の経験を元に「気仙沼外から来た人達が立ち寄り、繋がりを持てる場をつくりたい。」という杉浦さんは、「気仙沼に関わって仕事を作って行きたい人の挑戦の場として、また将来的には地元の高校生や若者に視野やチャンスを広げてもらえる場所にして行きたい!」と話します。 (岸田浩和)
 
行ってきました東北
フリーハンドで書かれた設計図
 
行ってきました東北
本格的な大工道具を手に内装工事を行っていたのは、九州からやってきた大学生だった
 
行ってきました東北
津波で被災し空き物件となった飲食店の跡が、コワーキングスペースに生まれ変わる
 
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Information
co-ba kesennumaプロジェクト
http://camp-fire.jp/projects/view/936
(紹介動画)

東北マップ
 
行ってきました東北
株式会社たろう観光ホテル 代表取締役 松本勇毅さん
行ってきました東北
たろう観光ホテル代表取締役 松本勇毅さん
 
 NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で話題になった三陸鉄道が走る、岩手県宮古市田老地区。かつて町の中心部に「たろう観光ホテル」が存在しました。
 魚市場から仕入れた三陸の新鮮な海の幸と、ヒノキ風呂が自慢の宿。しかし震災により、1・2階部分が半壊しました。
 
 現在、たろう観光ホテルは、宮古市の「学ぶ防災」という取り組みに参加しています。ガイドの案内のもと、30分~1時間で、防潮堤やたろう観光ホテルを見学し、防災の意識を高めるツアーです。これまでに訪れた人は4万9千人を数えます。
 たろう観光ホテルの松本勇毅社長は、震災当時、ホテルの最上階から津波の映像を撮影していました。「学ぶ防災」に参加すれば、ホテルにて当時の被害状況を把握し学ぶ目的で、松本社長が撮影したDVDで見る事ができます。
 建物は、津波の猛威を伝える震災遺構として、宮古市が保存することが決まっています。

 そして今年、たろう観光ホテルは再建します。町の中から場所を移転し、田老地区の名所「三王岩」を見渡す事ができる青砂里地区に、旅館を誕生させるのです。どのような旅館になるのか?松本社長に詳しくお話をお伺いしました。
 「もしも新しい旅館を建てるなら、名所の三王岩を見渡せる場所にしようと思ってました。」
 建物は半壊しても、前向きに再建を考え、2011年6月、田老地区の高台・青砂里地区の地主に交渉。「好きなように土地を使ってください。頑張って再建してください。」と励まされ、およそ3年の時を経て、今年の1月に着工しました。
 新たな旅館の名前は「たろう庵」。
 風光明媚な田老の地名を冠した名前にしたいという、松本社長のこだわりです。
 現在、たろう観光ホテルには、完成予想の模型があります。
 一つの階に部屋は二部屋のみ。疲れた日々の体を癒して欲しいという思いから、ゆったり、贅沢な造りにしました。全室露天風呂付きです。
 宿泊だけではなく、レストランの利用だけも可能です。
 震災前に働いていた調理場や仲居さんも、3年を経て、「また田老で働きたい」と名乗りを上げました。新たに働きたいという若い人も集めたいと考えています。
 開業は、今年の夏頃を目指しています。田老を愛する仲間と、田老で新たな旅館をスタート。夢だった再建。多くの宿泊客に喜んでもらいたいと、松本社長は願っています。 (岸田浩和)
 
行ってきました東北
来年4月から一般公開予定の旧たろう観光ホテル
 
行ってきました東北
三王岩を見渡せる、たろう庵建設予定地
 
行ってきました東北
たろう庵完成予想図
 
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Information
学ぶ防災 宮古市観光協会
住所:岩手県宮古市宮町1-1-80
電話番号:0193-77-3305
http://www.kankou385.jp/

東北マップ
 
東北だより
震災を捉えた32の視点
行ってきました東北
3月30日まで、アーツ千代田3331にて開催中
 
 先号でも紹介した、震災ドキュメンタリー32本を一挙に公開する映画イベント「3.11映画祭」が、東京秋葉原駅近くのアーツ千代田3331で開幕しました。会期は3月30日までで、上映のほか制作者の来館トークやゲストを招いての特別トークも行われます。全32本を5分に凝縮した紹介ムービーからは、震災を捉えた様々な視点を垣間みる事が出来ます。
 
 生と死、再建、原発事故、動物など、震災によって起きたさまざまな出来事が、独自の視点で追求されており、震災を振り返りこれからを考える上で貴重な場となっています。

 話題作の『先祖になる』(池谷薫監督)や、『相馬看歌』(松林要樹監督)ほか、本誌連載より生まれ、海外4カ国でも上映された『缶闘記』も、上映予定です。(岸田浩和) (取材/岸田浩和)
 
Information
「3.11 映画祭」
http://311movie.wawa.or.jp/
開催期間:2014年3月9日(日)~30日(日)
場所:東京都千代田区外神田6-11-14
アーツ千代田 3331内 特設ギャラリー
主催:わわプロジェクト
http://wawa.or.jp/


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東北だより
Let'sから始まるまちの未来づくり
東北だより
 
 今年の3月11日で、東日本大震災から3年が経とうとしています。石巻のまちは市街地の再開発や、復興公営住宅の建設、復興祈念公園の話題など、ハード的な側面でも大きく動こうとしています。生活の復旧という意味では一段落した雰囲気さえありますが、ここからまちの姿がダイナミックに変わっていく(変わらざるを得ない)であろう予感が新聞のニュースやまちの人々の会話からしています。

 3月11日が近づくにつれてテレビや新聞の特集記事の取材も増え、カメラを担ぐクルーとすれ違うこともしばしばありますが、そんなふうに「被災地」や「復興」という視点でこの先何年注目をされていくのだろう、という考えが頭をよぎります。これからそういった旗頭が外れたときに、どういった新しいまちのモデルを示すことができるのだろう?本設のハードができる前に未来のまちの姿を感じられるような仕掛けはできないのだろうか?

 そうした問に答えるかのように、今の石巻には実験的なまちづくりのプロジェクトや、新しくIターンしてきたりUターンしてきた若者が増えています。彼らの取り組みやライフスタイルは、これまでのまちづくりによくある「△△すべきだ」「××しなくてはならない」という“Should”から始まるのではなく「◯◯してみよう」という”Let’s”の文字から始まる、面白さによって人を巻き込んでいます。必ずしも完璧な見た目ではなくとも、「まずやってみよう」というプロジェクトは、他の人が入る余白が残されていて、その未来を共有していく感覚が今の石巻にはあるような気がします。

 「復興元年」から4年目を迎える今年、ISHINOMAKI 2.0ではそういった実験的なクリエイティビティを集めた見本市を開催します。毎年8月1日に開かれる石巻最大の祭「川開き祭」に合わせて、7月25日から8日間の「STAND UP WEEK 2014」は「世界で一番面白い街を作ろう」をテーマに、石巻の面白さや魅力に触れることのできる場をつくります。今まで石巻を訪れたことのない人も、何回も通っている人も、この場をきっかけにまちの未来づくりに参加しませんか?(小泉瑛一)
 
東北マップ  
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Information
石巻経済新聞
http://ishinomaki.keizai.biz/

一般社団法人ISHINOMAKI 2.0
http://ishinomaki2.com/v2/aboutv2/

 
今月のお取り寄せ
 
今月のお取り寄せ


今月のお取り寄せ
ラベルには福島県の市町村名を記載しています
  ゴチまぐ!編集部
イチオシの理由は?

 東日本大震災から今日でちょうど三年が経ちました。

 今回は津波で大きな被害を受け、原子力発電所事故で未だ避難指示区域に指定されている場所も多くある福島県の『アイラブふくしまがんばっぺサイダー』をご紹介します。

 販売元である「ケーフーズ生田目」も東日本大震災で被災した企業の一つ。震災後、一時製造や出荷ができない状況もありましたが、今では元気に営業しています。

 価格は340mlで210円と割高ではありますが、こちらの商品は、製造、流通コストを除いた売上金の一部を義援金として日本赤十字社に送っているとのこと。それを聞くと納得できるという人は多いのではないでしょうか。

 編集部でも早速入手し、試飲してみました。

 一口飲むと、炭酸の爽やかな発泡感とサイダーならではの甘みが広がります。ラムネを思わせるようなどこか懐かしい味わいですね。瓶も可愛らしいデザインなので贈り物にも良いのではないでしょうか。

 震災から早三年。しかし、最近はメディアでも震災に関する報道はどんどんと減りつつあります。あの災害を風化させない意味でも、気になった方はぜひお取り寄せしてみてください。
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お問い合わせ
・ケーフーズ生田目
http://item.rakuten.co.jp/ksfoods/t-cider/#t-cider
 
 
【東北まぐ】 2014/03/11号 (毎月11日発行)
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編集 岸田浩和
取材 :岸田浩和、寺坂直毅、関裕作
制作 :本村彰英
表題写真 :岸田浩和
 
発行元 株式会社まぐまぐ
配送技術 株式会社アットウェア
 
「まぐまぐ」は株式会社まぐまぐの登録商標です
株式会社まぐまぐは、プライバシーマーク認定企業です
【東北まぐは、転載、複写、大歓迎です。】
まぐまぐ
 
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※タイトル冒頭のキャッチフレーズ「東北の今を伝える」の部分は、当サイト管理人J.Kanematsu(兼松)による創作です。

「東北まぐ」だけでは何のことか伝わりにくいと思い、2011年10月11日のツイッターでご紹介する際、「東北の今を伝える」と初めて表記しました。まぐまぐ社及びまぐまぐ社ライターとは何ら関係ありませんので、ご注意下さい。
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